I様邸 リフォーム工事
全面リフォームをしたお宅です。内装全体をわざと古めかしく見せる「エイジング技法」を駆使した物件です。
リビング兼ベッドルームのアクセントとなる家具です。 ディープダークミラーと言う一番黒い色をしたミラーを斜め45°に貼りました。ミラーの小口は幅20㎜もある面を付け、ミラー面の表情を豊かにしました。 ミラーの下は収納家具+床置きタイプのエアコンです。
壁面は崩れかけたモルタルを表現。
扉は重厚感を出すため、サビ色にエイジング塗装を施しました。
床にはドイツ製のジュータンを敷き詰めました。弊社デザイン+施工の鉄製ワインラックです。この鉄部分にも、わざとサビた感じを出すため「エイジング塗装」をしてあります。手前の柱型はタイル貼りとし、Baccaratのブラケット照明を設置。十字架をモチーフとした重厚感あふれる扉になりました。
十字架は厚さ1㎜の鉄板をレーザーカットし、重厚感を出すため周囲に鋲打ちを施し、サビ風にエイジング塗装をしました。
木製の扉本体にもエイジング塗装。
天井面の最終仕上げとして、絵描き職人による「絵柄」を入れました。今回は内装デザイン全体をお任せいただき、照明器具や調度品までこちらで提案させていただきました。
写真はアンティークのシャンデリアを選んでいるところです。都内のアンティークショップ案内の本が出版できるくらいに色々と廻りました・・・壁に掛ける洋服掛けをアンティークショップで選んでいるところです。
これを購入し、アンティークなモノにさらにアンティークらしさを演出するため、最終的には金物部分にエイジング塗装を施しました。
壁のエイジンング塗装の風景です。壁のエイジンング塗装の風景です。
このように何層にも塗り重ねることで、だんだんと古めかしい風合いが出てきます。サッシの施錠金物もエイジングします。左側の新品をサンダーで細かくキズをつけていきます。
柱型の装飾ボルトです。
黒サビがいい感じです。柱型の装飾ボルトです。
1個1個に黒サビ塗装をします。これはエントランスの壁の装飾です。
モルタルの造形で、「サソリ」の化石をつくりました。
黒御影石の洗面化粧台の天板です。この石をわざわざ岐阜県の石職人のところまで運び、エイジングをしてもらいました。
手前から「ビシャン叩き仕上げ」「ジェットバーナー仕上げ」「水磨き仕上げ」、一番奥のつるつるしている面が「本磨き仕上げ」となっています。キッチンを外から見た状況。
ロートアイアンでキッチンを囲んであります。キッチンの内側です。奥にワインセラーが見えます。
エントランスの照明です。
左上には、アンティークショップで購入した「洋服掛け」が見えます。ウォークインクローゼットの背板には本革を貼り付け。天井の間接照明のアップです。
新品の木製サンメントをダメージ+エイジング仕上げ。上部の装飾はFRPで製作。
キッチン側から見た状況です。床の端部に間接照明が入っています。洗面化粧台です。トイレのライニング天端の化粧板ですが、ここにも洗面化粧台の天板で使った黒御影石のダメージデザインが施されています。
ウォークインクローゼット。家具は全て特注造作家具。床のカーペットは、ドイツ製のフォアベルクと言う製品です。ハンドタフテッドと言って、モチーフのサソリ柄を手で編み込んだ製品です。ウォークインクローゼットのシューズBOXです。板の端部には革巻き+鋲打ちデザインになっています。天井は、サビた雰囲気のエイジング塗装に、鉄帯を貼り付け、アティークシャンデリアを設置。
ユニットバスの入口扉です。ここにも、ダメージ+鉄帯+鋲打ちデザインを施しています。機械室の壁に設置した通気ガラリです。ここもエイジング塗装がいい雰囲気をだしています。扉の金物デザインです。