Feedback Sheet 「間接照明などの面のふりくに注意」
現象
天井や壁面の仕上げにおいて間接照明などで、真横から光が当たる面は「ふりく=凹凸」
が例え少しであったとしても目立ってしまうので十分に注意が必要です。
最終的な仕上げが、クロスでも、塗装でもこの「ふりく=凹凸」は同様に注意が必要です。
このような場所でのボードジョイントの処理方法は、通常のパテ処理では本来NGなのです。
対策
総パテ処理とすること。(その対象となる面の全てをパテ処理すること)
少しの段差も造らずに、綺麗に平らにすることが肝要です。
当然、手間がかかる施工ですが、照明が灯ってから段差が気になるようになってし
まっては取り返しがつきません。しっかりとした施工をしていきたいものです。
尚、規格サイズのボード1枚で貼れており、ボードジョイントが無い面は、わざわざ
総パテする必要はありません。しかしこの場合でも、ビスの頭など突起物が無いか
を入念にチェックすることが大切です。
総パテを施工したからと言って安心するのではなく、場合によっては仕上げ前に、仮設の投光器などで、光を真横から照らして見て「ふりく」が無くなったかを実験してみる必要もあります。仕上げが終わってから「ふりく」が見つかってしまったら、またパテ処理からのやり直しとなります。