フィードバッック カウンター of 日高ホーム(株)

Feedback Sheet 「カウンターの造作」

現象

     造り付けのカウンターに肘を突くとぐらつく・・・
    重いモノを乗っけるとカウンターがたわむ・・・

    (このFeedbackは、方持ちの大カウンターの施工のことをご説明して
    おります。)
    (*化粧棚や小カウンターなどは除きます。)


対策

    カウンターを造作する際、当たり前ですが、丈夫に造ります。
   では「丈夫」と言う基準は何か・・・?
   弊社の基準は「人が乗ってもたわまない」です。

    右の写真は、遊んでいる訳では無く、カウンターが完成したところで、人が乗って
   たわまないかの強度検査しているところです。

    工事で怖いのが、この写真の段階で万が一「たわみ」が確認されたら、かなりの
   範囲でやり直し工事が発生してしまうことです。
   従って、早期の段階で(計画段階、図面段階)で、強度が保てるのか?の検証を
   十分におこなうことが重要になるのです。


 木の無垢材のカウンターを選定した場合は、下地などの強度確認以外に、無垢材特有の経年劣化で発生する「反り」の発生も考えておかなければなりません。一般的には、目立たない裏面などの部分に「背割り」と言って、丸ノコで細い溝を予め入れておきます。そうすることで、かなりの確率で「反り」を防ぐことができます。しかし、この「背割り」を入れたからといって完璧に無垢材の「反り」は防ぐことはできないこともありますのでご了承ください。多少反ったり割れたりすることが高級素材の無垢材の証しでもあるのです。

じらい01.JPG下地のコンクリートブロックに予め全ネジボルトを入れておきます。全ネジボルトは抜け防止のため、埋め込まれる先端を、必ず先曲がりとします。 全ネジと土台の固定は必ずダブルナットで固定します。
じらい02.JPG強度テストの状況。 カウンターは人が乗っても「たわまない」というのが基準!

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